
◆エアコンは正式名称を「エア・コンディショナー」といい、室内の気温調整を行う空調設備の一つです。冷房専用型と冷暖房兼用型があります。
◆エアコンの耐用年数について、国が決めている法定耐用年数は13年となっています。しかし、毎日のように使うエアコンは、使っているうちに中にほこりやカビがたまってしまうので、フィルターの掃除などをこまめにしないとエアコンの効きが悪くなったり、故障などにもつながってしまいます。長持ちの秘訣は定期的にメンテナンスをすることですね。
◆エアコンには、冷媒というフロンガスが使用されています。フロンガスは人間への害がほとんどないとても便利な物質ですが、オゾン層の破壊や地球温暖化などの問題があることがわかり、現在、オゾン層を破壊せず、地球環境に影響の少ないフロンガスが使われるようになっています。エアコンの中の冷媒は気化熱を利用して、部屋の中の空気から熱を奪います。奪った熱は部屋の外に運び捨てられる。この繰り返しで部屋が涼しくなるという仕組みになっているんです。冬は逆に、外気から熱を奪って部屋の中へ運び込みます。この仕組みがヒートポンプ式と呼ばれるものです。
◆エアコンの温度は何度に設定しますか?冷房時で1℃高め、暖房時で2℃低めに設定するだけで、約10%の省エネになります。設定の目安は冷房で28℃、暖房で20℃くらいの設定を心がければ、省エネの効果があると言われています。また、蒸し暑いときには「除湿機」の活用がおすすめです。湿度が15%下がることで、体感温度は1℃下がるそうです。
◆業務用エアコンの省エネ性については、APFの数値を確認してください。従来は、COPの数値で確認していましたが、COPとは、ある一定の温度条件で運転した場合の1点のみの性能ポイントであり、季節に応じたエアコンの運転状況は加味されていませんでした。しかし、実際の使用時には外気温度の変化により、冷房/暖房時に必要な能力や消費電力は変化します。そこで、実際の使用時に近い状態での評価を行うため、モデルケースを定め、年間を通じた総合負荷と総消費電力量を算出したのがAPFの表示です。数値が大きいほど省エネ性に優れていると言えます。APFはカタログで確認する事ができます。
◆設置スペースにあわせた室外ユニットと室内ユニットを組み合わせることにより、ニーズに合った最適なエアコンを選びましょう。 快適に空調をご利用いただくためには、用途・設置スペースにあった馬力(能力)をお選びいただくことも大切です。業務用エアコンは設置場所の業種や用途によって必要な能力が異なります。そのため、単純に坪数や床面積だけで機種を決定してしまうと空調能力が不足し、効率が悪くなってしまうのです。また、常にフルパワー稼動を強いると本体にも大きな負担がかかり、寿命を縮めることにつながります。業務用エアコンを選ぶ時は、その用途によって最適なものを選ぶ必要があります。 用途・設置スペースから必要な馬力(能力)の目安が分かる、一覧表はこちらでご確認いただけます。
◆設置スペースの確認も重要です。室外機前面や室内機の下にスペースが十分に確保できていない場合、ショートサーキットを起こす可能性があります。ショートサーキットが起きると、室内外から吹き出した風をそのままの吸いこんでしまうので、運転能力の低下や運転停止などエアコンが動作不良を起こしてしまいします。したがって設置スペースは十分に取ることが必要です。
室内機の形態によっては、設置が不可能な場合もあります。例えば天井埋め込みカセット形を設置したい場合、天井裏のスペース(ふところ)が261mm~380mm程度確保できないと設置できません(メーカー・馬力により異なる)。事前の調査は、無料となっておりますので、グッドワイズへお気軽にご依頼ください。
◆業務用エアコンは、三相200V(動力)と単相200v対応のものがあります。三相200V(動力)対応の機器を設置する場合は建物に三相(動力)が引き込まれていなければ、設置できません。事前にビルオーナーか電力会社に確認しましょう。場合によっては三相3線式を引き込む為の工事が必要となります。
「取り付け工事前にチェック三相(動力)と単相(一般)の違い」で詳しくご案内しています。
業務用エアコンのリモコンには、「ワイヤレス」と「ワイヤード」の2種類があります。
配線不要のタイプで、持ち運び可能なのが特徴。但し、ワイヤードリモコンに比べて、機能はシンプル。価格は、ワイヤレスリモコンの方が若干高くなります。
室内機との配線が必要で、壁面に設置するタイプ。ワイヤレスリモコンと比べて機能は充実している。メーカーによっては、一週間の業務に合わせて無駄なく運転をすることができるスケジュールタイマーを設定できたり、不具合発生時に原因や連絡先をナビゲーションしてくれるものもあります。
他の形態に比べて工事費用が比較的安価。サイズは家庭用エアコンと比べて、同程度か一回り大きい。オフィスなどに適しているが、一部飲食店向け(客席)のものもある。フラットパネルを採用したものも多く見られるようになってきた。
天井から吊り下がった形で設置される。一般的に前方の1方向吹出しが主流だが、4方向吹出しもある。1方向吹出しを設置する場合、天井埋め込み形に比べると工事が容易なので工費は低減される。幅広い業種で使用されているが吸込グリルの耐油性を向上させている為、飲食店(客席)などにも多く導入されている。
業務用エアコンの主流とも言えるのがこのタイプ。室内機を天井内に埋め込んだもの。天井面がフラットで空間の間取りに影響を与えないため、店舗やビルなど業務用として多く用いられている。 4方向吹き出しの他、1方向・2方向吹出しタイプもある。業務用エアコンは、耐久性が重視だが、最近では、様々な機能が採用されてきている、気流にこだわったものや、フィルター自動清掃機能が搭載されたもの、湿度をコントロールする機種も発売されている。
室内ユニット本体は、露出せず天井内に設置するタイプ。ユニットにダクトを接続し、吸込口・吹出し口の場所を自由に設置できる本格的なダクト空調で主に大型ビルやホテルに用いられている。天井裏の梁などによって設置が制限される為、建物の新築時に設計する事が大半で、既存の建物への導入は難しい場合が多い。
ユニットは天井内に埋め込み、吸込口は下面又は、背面にする事が可能。ユニットにダクトを接続し、吹出し口を本体から分離させ、L字形やコの字形の変形店舗など様々な条件をクリアして快適な空調を実現できる。天井裏の梁などによって設置が制限される為、既存の建物への導入は難しい場合もある。
室内機を床に設置するもので、高さのあるスタンドタイプとコンパクトなサイドタイプがある。天井に設置することが困難な場合に選ばれる事も多いが、低階の店舗や工場などでは、天井埋め込み形に比べると工事が容易なので工費は低減されるといったメリットもある。床スペースが狭い場所への設置には向いていない。
厨房内で使用するエアコンは厨房用のエアコンを設置する事をオススメします。厨房用エアコンは、耐油設計で、熱交換器は目詰りしにくい構造になっており、外板もサビや汚れに強いステンレス使用で、メンテナンス性・耐久性に優れた専用エアコンです。別売りのダクトを接続すれば、スポット空調も可能になります。
いろんな形のあるエアコン。空間に合うものを上手に選んで、長く活用したいね。
